自己点検?評価の対象期間： 平成26年 04月 01日 ～ 平成27年 03月 31日

小埜　裕二 （教授)
＜教育活動＞
授業
　　【観点１】教育方法及び成績評価面での取り組み
担当全授業において具体的なシラバスを作成し、ほぼシラバスどおりに授業を行った。成績評価についても、シラバス及び授業初回時に示した方針に基づき行った。教員養成を目的とする本学の学生に、小?中?高等学校の国語を担当する上での十分な能力?技能を身につけてもらうことを念頭におき、授業を展開した。また、読書に対する興味?関心を抱き、学校現場で児童?生徒に豊かな読書生活の習慣を授けることのできる力を身につけてもらうことにも配慮した。　

　　【観点２】教育の達成状況
学部の授業では系統性に配慮したカリキュラムを組み、教員養成大学に相応しい文学テクストの基礎的な読解技能が段階を追ってマスターできるよう工夫し、成果を挙げた。188体育の授業ではテクスト読解のための専門的技能を身につけることが出来るよう様々なアプローチの方法を提示した。授業及び各種セミナーを通じて、文学研究に関するテクスト理論の実践化に力を注ぎ、一定の成果を挙げたと考える。卒業生3名は志望する県の教員を勤め、修了生１名は現職（高校教員）に復帰した。　

研究指導
　　【観点１】学部
学部学生には小?中?高等学校における国語の実践的能力を修得させるため、文学作品の解釈を中心とした共同討議を課外活動として毎週（金曜４限）行った。これは、担当の学生が毎回、資料を作成し、それに基づき、話す?聞くの活動を重視して展開したものである。この討議には188体育学生にも参加してもらい、学部学生への指導を通じ、より高度な読みの実践力と指導力を身につけてもらうことを図った。また学部?188体育学生連携の国文学実地踏査研究を３月に行った。行き先は長野県小諸。　

　　【観点２】188体育（修士課程、専門職学位課程、博士課程）
上記の課外活動に188体育生に加わってもらい、その場を通じて、より高度な読みの実践力を身につけてもらうよう指導を行った。さらに188体育学生には、個々の研究テーマに即した個別指導を毎週定期的に行った。修士論文指導を直接行った学生は、Ｍ1が４名、Ｍ2が2名である。個別指導は定期的な研究セミナー以外に、不定期に多くの時間を費やして行った。　

その他の教育活動

＜研究活動＞
研究成果の発表状況
業】(1)　 平成27年 03月： 文学の体験　近代日本の小説選3（単著）,永田印刷出版部,
発】(1)　 平成26年 11月 29日： ☆小川未明と地方創生,2014年度国際学術シンポジウム,
(2)　 平成26年 11月 08日： 大学における文学教育の現状と課題,高校?大学で文学をなぜ教えるのか?いかに教えるのか,
他】(1)　 平成27年 03月 ： 小川未明と地方創生,新潟日報,

◎特色?強調点等

＜社会との連携＞
社会的活動状況
(1)　 平成26年 09月 ～ 平成27年 03月 30日： 小川未明研究会主宰(小川未明小説研究会)
(2)　 平成26年 08月 ～ 平成26年 08月 教員免許状更新講習講師（188体育）(188体育)
(3)　 平成26年 04月 01日： ～ 平成27年 03月 30日： 長野県カルチャーセンター講師（長野県カルチャーセンター）(長野県カルチャーセンター)
(4)　 平成26年 11月 09日： ～ 平成26年 11月 09日： 小川未明文学館講座講師（上越市小川未明文学館）(上越市)
(5)　 平成26年 09月 20日： ～ 平成26年 09月 20日： 清香を放つ郷土～ふる里高田と未明文学～(JCV(上越ケーブルビジョン）)
(6)　 平成26年 09月 ～ 平成26年 10月 「前島密とふれあう」ふれあいハガキコンテスト選考委員(上越商工会議所)
(7)　 平成26年 08月 ～ 平成27年 03月 31日： 新潟中央短期大学入試委員（新潟中央短期大学）(新潟中央短期大学)
(8)　 平成26年 08月 ～ 平成26年 11月 「骨髄バンクにまつわる命の作文コンクール」審査委員（特定非営利活動法人骨髄バンクサポート新潟）(新潟骨髄バンクサポートセンター)
(9)　 平成26年 08月 ～ 平成27年 03月 31日： 上越看護専門学校入試委員(上越看護専門学校)
◎社会への寄与等
上越市及びその近隣の市を中心に、いくつかの講座の講師を務めるとともに、研究領域にかかわる審査員等を務めた。絵手紙コンテスト審査委員，骨髄バンクの作文コンクール委員、小川未明顕彰委員副委員長，等。市民の多く参加する小川未明小説研究会を主宰し、小川未明に関する著書を多数刊行した。