自己点検評価の対象期間:
平成28年
04月
01日
~
平成29年
03月
31日
藤谷 元子
(准教授)
<教育活動>
授業
【観点1】教育内容?方法面での取組
能動的学習に関する取組状況に関しては、日本における教職と受講者のあり方についての振り返りや渡航先の国に関してどのような点に興味を持っているか等、ワークシート上の作業を取り入れつつ、受講者の前で発表させている。また、現地研修での実践授業については、原則として、グループワークで授業案等を作成し、授業準備させている。FDを活用した授業改善については、前期及び後期の授業公開の際、授業を参観していただけるようにしているが、今後は、参加者を増やし、フィードバックをいただけるようにすることを望んでいる。
【観点2】学修成果の状況
教育現場で、実践授業での異文化コミュニケーション等の経験や自身の語学力を生かした指導を行っている一方、自身も異文化への興味?関心を継続して持ち続け、探求していると考えられる。そして、児童?生徒の興味?関心を喚起する授業計画を立案し、実施していると考えられる。グループワークを経験した者は、自分よりも知識や経験のある者から指導や助言を引き出し、自分よりも未熟な者を助けつつ、コミュニケーションを通して業務を進めていく能力を発揮していると思われる。
その他の教育活動
- 課外活動顧問:多文化交流サークル(まるかる)(国際交流)
◎
特色ある点及び今後の検討課題等
- 今年度は初めての顧問として、学生に教えられることが多かった。今後は、よりよい活動実施のため、学生が企画した活動に関し、学生も共感し、納得するようなフィードバックができるようになればよいと考える。
<研究活動>
研究成果の発表状況
論】(1)
平成29年
03月:
教員養成における「海外教育研究」科目の実践と課題-平成27年度「台湾」における実践-,188体育研究紀要,36巻,2号,
pp.389-396
◎特色?強調点等
- 研究の内容の特色としては、以下の点が考えられる。現在担当している授業科目「海外教育(特別)(実践)研究」は、本学で長年続いてきた科目でありながら、国際理解?異文化理解教育の枠組み等で学術的にその意義を研究するということがほとんど行われてこなかった。本研究は、これまで行われてきた授業の改善を視野に入れ、授業の効果について研究し、学術的に本科目の独創性を追求することを目的としている。また、「海外教育(特別)(実践)研究」がよりよい授業を提供するようになることは、語学スキルの有無を問わず、国際的な視野を持つ教員養成に資することとなる。
<社会との連携>
社会的活動状況
(1)
平成28年
08月
20日:
~
平成28年
08月
20日:
教員免許状更新講習
(2)
平成28年
06月
05日:
~
平成28年
06月
05日:
高田世界館 映画『禁じられた歌声』トークショー
◎社会への寄与等
「社会貢献」における活動は、社会の教育?研究に関するニーズへの寄与もしくは各地域特有の教育上の諸課題解決への寄与という観点からは、アフリカ諸国の地域事情や現地の宗教について、昨今の世界事情を背景に、一般市民レベルもしくは地域の教育者レベルで興味と関心が高まる中、現地を体験し、現場を通した知識を伝達可能な人材が上越周辺では非常に限られており、その需要に寄与した。また、各種の教育課題?政策形成への寄与という点では、昨今、グローバル人材を育成できる教育者が求められており、本教員免許講習は、その需要に寄与した。