4. ジョウエツセイウチ (Odobenidae gen. et ep. indet.)

産地:上越市岩戸川 地層名:能生谷層または川詰層
   写真は上越市岩戸川の転石(能生谷層上部または川詰層下部)から産出した今から約500万年前のセイウチの距骨(かかとの骨)の化石である。この化石を含め、セイウチ科の化石は日本では4例の報告があるのみで、距骨の報告例はわずかに2例である。現在、セイウチは北極海周辺に生息している。能生谷層上部〜川詰層下部からは寒流系貝類しか見られないことから、ジョウエツセイウチも寒冷な海に生息したと思われる。


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